MTM mini4factory
VSシャーシ 基本駆動系

2008/11/26 公開
VSin小径ワッシャー・・自分で発見しておきながらHPリニューアル後にどこにもその記述が無かったので、ここに新しく紹介しておきます(笑)
最新の考察も入れていますので速度に伸び悩んでいる方は大掛かりな改造は一休みして小径ワッシャー仕様を試してみてはいかがでしょうか!

画像はクリックすると拡大して一部コメント入れてます。
VSシャーシはクラウンギヤの背中に入れるだけですが、これにより若干ギヤの噛み合いがキツくなりトルク抜けの原因が減るようです、ただし小径ワッシャーとシャーシ共々に個体差があるので色々組み合わせてスムーズにプロペラシャフトが回るものを選んでください。
小径ワッシャー個体差で厚み0.3mm〜0.4mmくらいの物がありますが、0.28mm〜0.35mm程になるように平やすりなどで厚みを調節するとよいでしょう。
小径ワッシャーを入れるとシャーシの縦リブとクラウンの外周背面に僅かな隙間が出来て抵抗が減ります、実際には小径ワッシャーが抵抗になりますが回転軸の中心に近いので外周が接触するよりは抵抗が減るようです。
またリブの部分が実際に接触していても特に削り落とすことはせず、当たるか当たらないかなら抵抗が分散されてトルク抜けの無い状態でよく回わるようです。

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VSシャーシは個体差にもよりますが、モーターを下に押し付けるようにするとギヤの唸りが少なくなります、これは写真のようにギヤカバーに紙やスポンジを張ってやるだけでOKです、まれにモーターベースがシャーシに綺麗に収まらない物がありますが、バリ取りや角の部分を僅かに削り落とすことで殆ど綺麗に収まるようになります。
走れる状態まで組みあがれば、スイッチを入れてリヤタイヤを軽く手で触って負荷をかけます、この時に画像の部分でプロペラシャフトが上下にバタバタしていたら致命的なトルク抜けになっています、シャーシが新しい内はモーターカバーで対処できますが、使い込むとシャーシ自体が磨耗している時もあります、こうなると寿命が来たと言えるでしょう。
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上記のバタバタしている症状が出たら、モーターカバーを色々と交換して具合の良いのを見つけるのが手っ取り早いのですが、良い物が見つからない時は画像で示す部分に瞬間接着剤をほんの一粒盛って調子を見てみます、瞬間接着剤でも数分〜数十分乾かさないと十分な強度が出ないので注意してください。
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あとVSシャーシは駆動トルクが上がるとスタートした瞬間にギヤカバーがバラバラに外れたりします(汗)、対策としてはシャーシに噛むツメの部分にスポンジを張ってやればほぼトラブルは出なくなりますのでお試しください。

最新考察・・
何故in小径ワッシャーが速くなるのか・・は実は理論的には良く判っていません(笑)、しかしぶっちゃけVSシャーシなら上記の事だけ注意しておけばあとはフルノーマルの駆動系で十分な性能を発揮すると思います、クラウンギヤがシャーシに当たっていてもフロント側のプロペラシャフトの受けが磨耗していても秒速7mクラスは狙えます(笑
これはプラモデルなので個体差はありますが、S1やTZとは違ってVSは組み立てると個体差を吸収するような構造になっているからだと思います、ちなみにin小径ワッシャーは他のシャーシでは上手くいきません(と思う・・(^^;;
実際の所ノーマルの駆動系が100%だとして理想的に抵抗抜きされた駆動系でも精々105%ほど、しかしノーマルの良さが判ってないと抵抗抜きしても簡単に10%以上の駆動ロスを誘発してしまい実質90%にも満たない効率のマシンになってしまうでしょう。
in小径ワッシャー仕様は感じとしては99%〜101%(コースレイアウトにより得て不得手があると思います)くらいの効率だと思いますが、きちんとメンテナンスしていれば10%もの駆動ロスは誘発しないと思います。
もちろんシャフトの曲がりやギヤ割れやギヤ軸のガタなどはメンテナンスの最重要項目!、タイヤのブレより重要なのでこのあたりよく確認してアタックしましょう(^^)

上記のマシン技術は物理理論で証明されてない「たぶんそうだろう」という程度の物です。
これ以外にもセッティングの方法は多種多様・・幾らでもあると思いますので柔軟な考えでマシン製作を楽しみましょう。

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