MTM mini4factory
 公式5レーン、JCJCスロープ向けマシン

2009/09/02
第3世代となったミニ四駆ブームも第2世代末期に流行ったアイガースロープや芝生セクション等の登場で、究極の速度よりもコースにベストマッチさせたマシンをいち早くセットさせてバトルレースで勝ち抜くというレース内容となってきました。
またダッシュモーターの解禁と公式レースでは決勝は新品アルカリ電池支給というパワーソースの中でコースアウトせず他の選手より速く走らせるセッティングが要求されるようになりました。
フラットレースのように単に速度を出すだけなら要所パーツの精度を上げるだけでかなりの水準になりますが、アクロバティックな公式のようなコースを攻略する為に日進月歩、レーサー諸君から様々なアイディアが生まれ続けています、今後もこの行き末を見つめて行きたいですね。

2009年サマーレース仕様車
2009年タミヤ公式岡山サマーGP
 1次予選敗退(爆
2009年三条サマートライアルinサンポート高松
 準優勝

というマシンで特に凄い実績は無いですが、アイガーTT付きのコースレイアウトに対応させた当方の集大成的なマシンとなっています、ちなみに芝生はまずまず走ってくれますが、デジタルカーブは走らせたことが無いので走行性能は不明・・
フロント、センター、リヤは普通のMSシャーシを使っています。

前後バンパーは1枚1200円という高価なカーボンバンパー装着、普通に使う限りでは壊れにくいので、長い目で見たらコストパフォーマンスは良いかもしれません。

モーターはライトダッシュで電池はアルカリ新品で完走できるようにセッティング・・したつもりですが実際は電池のタレで色々調整しました・・(まだまだだな・・
フロントのマスダンパーと呼ばれるオモリはマシンの跳ねを押さえる役目で付けますが、このセッティングはマスダンパーと言うよりはウェイトとして積んでいます。

サンポート高松の大会ではかろうじて完走しましたが、重心位置が高くなるのでスピードアベレージがもう少し高いとTT(テーブルトップ)でバランスを崩しやすいかもしれません。

ちなみに岡山公式の時は下のヘビーマスダンパーを半分に切ったものを1段で使っていました。
リヤのマスダンパーは最後部に飛び出たブレーキバーに装着、ここなら重心位置は高くありませんが、ホイール軸より遠くなるのでその効果は良いか悪いか分かりません・・

当方のセッティングではマスダンパーというよりウェイト効果の方が強いと感じます。

ちなみにこちらも岡山公式の時はマスダンパーを1段のみで使用していました。
フロントのカーボンバンパーをそのまま取り付けているので、いわゆる前出し仕様でフロントローラーが付いています。

TT下りの着地をもっと安定させるなら出来るだけフロントタイヤに近いほうが有利な気がしますが、取り付けの簡略化と耐久性を重視して今回はこの位置で組み付けました。


リヤローラーは当方の感覚では理想的な位置にあると思います。
シャーシ裏面から見てみると、ほとんど軽量化とかは行っていません

走行安定性を上げるなら電池落としはやってみたほうが良いかもしれませんが、シャーシの寿命を考慮して出来るだけ手をくわえない方向で組んでいます。

なのでもしクラッシュして破損してもすぐにスペアパーツで再生できるようになっています(
これ重要!
フロントのカーボンバンパーはノーマルのフロントユニットに取り付けると変な高さになるので、ノーマルのスラスト角の高さで取り付けできるようにセンターシャーシ前部に組み付ける部分を削り込んで取り付けています。

マスダンパーが付いているビスの部分はフロントユニットにビス頭が干渉しないように若干削っています。
スラスト調整が必要な場合はフロントバンパー後ろ側のピス穴の下にワッシャ等を入れて角度の増減をします。

カーボンバンパーが硬いのでワッシャーで角度を変えた場合はビスやナットの締め加減を調節してシャーシの方が歪まない様に注意します。


フロントブレーキは余程のことが無い限り必要ないと思います、TT下りでつんのめって引っくり返る原因です(多分・・、なのでYRG式のパッシングローラースタビを装着!
リヤバンパーはノーマルのリヤユニットの基部に1.5mmの穴をあけて合計4箇所でガッチリ止めています(シャーシ下面の画像参照)

ブレーキはFRPにスタビポールのゴム管を入れた通称ひこめちブレーキ!、これが安定したブレーキング効果を発生するみたい、もちろん路面との高さで効き具合が変わります。

6角長ナットは堤燈マスダンパーの基部・・今回はシークレットで(笑
岡山公式でジュニアで3本のタスキをGETした次男のマシンです、うーん・・マスダンとかオマケ程度にしか付いてないし・・(汗、モーターはトルクか・・、なるほど・・・

と、こういったマシンでも一次予選までなら十分通過が可能ですね。

でも総合優勝を狙うとすると、その時のコースにもっとも合ったセッティングをその場で作り出さないと勝てません。

今後も精進しましょう・・ではまた!

公式5レーンやJCJCスロープの付いたコースでは、周りのマシンと比べることよりまず自分のマシンが確実にコースアウトせずに完走出来るか見定めることが大事かと思います、完全に安定するセッティングを短時間で見つけて尚且つ自分より速く走らせているレーサーと何が違うかを考えると、必然とセッティングの方向性が見えてくるのではないでしょうか、もっとも限られた時間でそれを実践するのは生半可な事ではありませんが(^^;

それと公式5レーンやスロープのついた街角レースは「運で勝敗が左右される」と言われる事がありますが、それは全くの間違いで、そう感じている方は残念ながらまだまだ経験値に乏しいレーサーだと言わざる得ません、ミニ四駆に限らずレースの世界に運という要素は殆どありません、それは上位入賞者の顔ぶれを見れば一目瞭然でしょう!、何かを突き詰めた事があるならどんな事でも運ではなく運っぽい結果もそれは努力の結果として祝福される事でしょう、いつか僕も厚紙GETを目標に日々頑張って行きたいと思います。

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