MTM mini4factory
 SMAチャレンジカップ Vol−02 in 鳥取 米子産業体育館

- 2009.03.19 公開 -
2009年3月8日に鳥取で開催されたSMAチャレンジカップVol−02参戦マシンです。
コース全長が約316mで当初2周回(732m)でのタイムアタックという事でしたが、タイムスケジュールの関係で本番は1周回でのレースとなりました。

[リザルト]
総合4位 45.64sec : 6.92m/sec
アトミック 走行後チェッカー37km/h
バッテリー エボルタ(アルカリ常温)
シャーシは白のポリカABS強化VS(えのもの限定シャーシ)で、一般的なサイドレス井桁仕様です、ローラー配置なども比較的オーソドックスに作っています。

前後ローラーベース 124mm
フロントローラー幅 104.95mm
リヤローラー幅 104.8mm(上下共)
タイヤ 使いまわし品
重量 76グラム(ボティ、モーター含む)
モーター アトミック(自前慣らし最大38Km)
今回はコースレイアウトの関係で、後半の電池のタレを考慮して久しぶりに駆動系に手を入れました、ギヤ周りは完全にフローティング化して、プロペラシャフト軸もベアリング支持にして抵抗を減らしました。

ちなみにフロント右ローラーは当初上段WA仕様でしたが、コンディションからかLCの通過が非常に困難だったので実績のある吊り下げ式に変更、角度は約4.5度となっています。
右は830で角度は約1度でした。
リヤローラーは全部830ベアリングを使用しています、後半でリヤ左にアップスラストなど入れてみましたが、LCで飛んでいます、残ったタイムは1ヒート目の1回のみでした(^^;

モーターの背中に当てる衝立FRPですが、これはクラウンギヤ用のスラスト支持に使うベアリング受けも兼ねていますが、ここを正確に組み付けるといろいろメリットがあります、適当に組むくらいならノーマルの方が良いかも?(企業秘密・・(笑
もっとも時間のかかったプロペラシャフトのベアリング支持、約1週間ほどこの状態でもっとも理想的と思われる位置を探して接着しています。

プロペラシャフトだけの空転時間は1秒以上2秒未満って所でしょうか・・もう少し回る位置出しとベアリングを選別したかったけど精神的に妥協しました(汗、ちなみに空転はそこそこですがペラシャ前後の動きは個人的に過去最高のスムーズさです。
前後タイヤからカウンターギヤも取り付けた状態で最高42秒の空転時間を確認しました、しかしタイヤは仮の物でインナーゴムの超大径を付けていたと思います、ベアリングの状態にもよりますが20秒は回転が見た目落ちず、そこからだんだん回転が落ちて合計30秒ほど回ればこのシャーシでは良しとしました。

ギヤのクリアランスでも変わってくるので空転すれば良いと言うものでもありませんが・・、ちなみに当方の駆動系ノーマルマシンは空転5秒・・(爆
今回のコースは奥の方に聳え立つ高さ2.3mに駆け上る40度バンク、連続20回以上のS字区間、連続10枚のウェーブ、20度に傾いた連続10枚のバンクストレート(しかも右ローラー側)という高負荷レイアウトでさらに常温アルカリ使用(ニカドも可)というレギュレーションだったため、駆動系からマシンを見直しました。

画像は併催されたWRCクラスにレイアウト変更したもの、スロープにバーニングLC、それに垂直に見える80度バンクがレースを盛り上げました(^^)

集合写真
MTMチャレンジカップの姉妹レース的な立場のSMAチャレンジカップ、前回に続き独特のコースレイアウトでカツいレーサー達を唸らせてくれました(笑、また併催のWRCクラスのアップダウンに飛んだレイアウトも3次元的動きをするミニ四駆のセッティングが楽しめて新鮮です。
主催の高専の学生さん達はこの春に卒業という事ですが、今回は参加者も多く良い思いでになったのではないでしょうか(^^)、また卒業後も続けて開催する予定との事なのでさらにマネージメントをしっかりして全国から強豪レーサーが集まって競える大会に発展すると良いですね、今後の活動に期待しています。
上記のマシン技術は物理理論で証明されてない「たぶんそうだろう」という程度の物です、特にプロペラシャフト回りはノーマルで秒速7m(実測)以上出るように作れない内は加工の必要は無いと思います、これ以外にもセッティングの方法は多種多様・・幾らでもあると思いますので柔軟な考えでマシン製作を楽しみましょう。

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