MTM mini4factory
 SMAチャレンジカップ Vol−01 in 鳥取 米子産業体育館

- 2008.11.15 公開 -
2008年8月24日に鳥取で開催されたSMAチャレンジカップ参戦マシンです。
このSMAと言う大会はMTMチャレンジカップの姉妹大会のような感じで西日本を中心とするミニ四駆ユーザーの交流の場として開催されました。

コース全長 278m
予選 3位 37.70sec : 7.37m/sec 1LAP
決勝 5位 76.88sec : 7.23m/sec 2LAPs
アトミック チェッカー39km/h
バッテリー ボルテージ(アルカリ常温)

このマシンは時間が無かったことも有り実質3日間ほどで製作しました。
そのためテスト走行も殆ど出来なかったので一発仕様のサイド無し井桁になっています。
フレーム強度は少ないのですが、フロントローラーの取り付け構造からLCを越えるのには理想的な剛性を確保しています、実際にSMAでは1回もLCで飛んでいませんでした。

※もっとスラスト抜けばよかった(汗
ローラーベースはフロント側はタイヤと詰め詰めでピン軸間124mmです。
重量はバッテリー無しでボディも付けた状態で72グラム、ボディ無しだと70グラムって所でしょうか、ダブルインナースポンジのタイヤなら70グラム代を切れていたかもしれません。

長いコースレイアウトに常温アルカリってのは未知の領域だったので軽いマシンの方が良いだろうと単純に考えてました(笑
右のフロントローラー角度は写真では浅く見えますが約3度です。
左のローラー角は約1度で軽量化のために固定しています。
固定していてもいざとなったらモーターピンをペンチで曲げて対処します(笑

フロントタイヤは懐かしの全国37回、38回大会で使った紫インナータイヤ(笑
リヤは写真では若干傾いているように見えますが垂直にセットしています。
ただし実は右上ローラーはペンチで捻って少しだけローラー軸に対してアッパースラスト付いてます(汗

それと下ローラーの取り付け高さは20度バンクで確実に擦らない位置まで上げています、シャーシがたわむのであくまで走行させて擦ってないか確かめます。
ギヤ周りはノーマル・・全くのノーマル・・・・ええ、本当に何もしていません、小径ワッシャーすら入れていません(汗
この辺りは次のMini4GP追浜大会のマシンでの記述を参考にしてください。


あっ、カウンターギヤはMTMチャレンジの時と同じく、使いまわしのベアリング内蔵フルフロー仕様を使ってます。

※画像はMini4GP追浜大会で使った後の仕様です。
シャーシ下面の画像です。
肉抜き具合が良く判るのではないでしょうか?
VSシャーシは最近カラーバリエーションが増えましたがこの紫VSは比較的素材が柔らかいと思います。
その柔らかさでサイドバンパー部まで除去してますが、思ったより寿命は長いようです。


※画像はMini4GP追浜大会で使った後の仕様です。
ショップレベルで開催されたレースの参加賞で配られた蛍光グリーンタイヤを超大径タイヤに加工してみました。
当初はフロント用にと思いましたが、削りたての時は思ったよりグリップが高くてむしろリヤ用に使ったほうが良かったです、一回だけリヤに装着してコースインさせましたがタイムが伸びなかったので通常のゴムタイヤに変更しました、現在(11月中旬)は寒さのせいかかなり滑りそうな感じになってます。
前回製作のMTMチャレンジカップのマシンと同じコンセプトで駆動系はノーマルでどこまで走るか試す事が出来ました。
今大会では決勝2周で556mものコースをしかも常温アルカリ電池で走らせるという事でしたが軽く秒速7mを越える走りが出来ました。
このノーマル駆動系で得たノウハウで次のマシンはもう一歩進んだ駆動形を試してみたいですね。
SMAに参加された皆さんお疲れ様でした。
上記のマシン技術は物理理論で証明されてない「たぶんそうだろう」という程度の物です、特にプロペラシャフト回りはノーマルで秒速7m(実測)以上出るように作れない内は加工の必要は無いと思います、これ以外にもセッティングの方法は多種多様・・幾らでもあると思いますので柔軟な考えでマシン製作を楽しみましょう。

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